8月の空に

今回のお盆休み
まず一番初めにお墓参りに行った。

早朝から5軒。
本当はあと2軒行きたいところがあったのだが
お墓の場所を知らないので行けない。

聞けばいいのだが
こういうのは、なかなか聞けないから
こっそりと天に祈る。

そしてこの八月
こっそりと憧れていた
ステンド作家さんが天に帰られた。

人の命は時の積み重ねだと
やっぱり思う。

私は、お会いしたこともない
その方にお別れを言いたくて、伺った。

閉鎖的と言うか何と言うか…
どこのジャンルも同じかもしれないが

みんなステンドを好きな事は
変わりないはずなのに

残念な事に
門下以外の人間同士の交流は
あまり無かったりするので
門下ではない私が訪ねてしまう事を

やっぱり一瞬躊躇した。

それでも
行かずには行けない衝動に駆られた。

今度こそ後悔は出来ない。

いつか、
ステンドが好きな者同士
そんな躊躇はいらない時代が
来てほしいと陰ながら願う。

そんな私の事情を聴いて下さった上で
快く迎えて下さったのはその方のお嬢様。

ステンドグラス作家として生きた
その時間を聞かせていただき
同じステンドの道を歩んでる事が
たまらなかった。

お写真の横には
ステンドグラスが一対で飾られており
そのステンドグラスから
たまらないまでに
お人柄が伝わってきて…切なかった。

先日の教会のパネルの話を書いたときもそうだが
いつから私は
こんなにも「作品」から
感情をくみ取ってしまうようになってしまったんだろう…

まだまだ、たくさんの作品を作りたかったそうだと
お嬢様から伺った時には涙がこぼれた。

何で私は、5年前に
会う事が出来たはずなのに
そのタイミングを
自ら外してしまったのだろう。
後悔しても悔やみきれない。

やっぱりお会いしたかった。

せめても

ステンドを作り続ける事で
この道で生きる事で
私が天に帰った後に
お会いできる日を心待ちにして
その時は、

今度こそ躊躇せずに
声をかけさせていただこう。

そして、
彼女のステンドの話を
いっぱい聞かせていただこう。

八月の青い空に帰られた
ステンドグラスを愛したあなたへ

心からご冥福をお祈り申し上げます。

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