「ペーストとフラックスと松脂と」私が使ってるペーストBの話

同じステンドに携わる私が
それらを使った事が無いか?

それは
ペーストBを使っているからです。

私が使っているのは
ペーストB
松脂含有の
茶色いペースト状の脂です。

作業をするために
缶の中にコテを入れると
ジューって煙が上がり
脂が飛び散ります。

ハンダ付けの最中に
筆で補充して
再びコテを付けると
ジュジュ~っと言って煙を上げますし
臭いも上がります。

そして
脂がまわりのガラスに
飛び散ります。

このペーストは
煙が上がりますし
松脂の焼ける臭いがします。

しかしながら

付けたい個所に
付けたい様に
ピンポイントで仮止めの作業が
容易にできるので
作業が楽です。

ベースキャップなどの真鋳材を
ハンダ付けするのにも
効力がありますし

この脂は
フラックスと比べて
ハンダの伸びがいいと感じますので
表面の仕上がりがきれいかと思います。

私にとっては万能で
作業性がいいです。

ただし、
脂の飛び散りとか
煙とか臭いとか

気になる方は…
あんまり作業性がいいとは
感じられないでしょう。

ついでに言えば
じゅうじゅう脂が飛ぶので
脂の減りが
早いと感じるかもしれません。

で、

販売店などで
ペーストBの隣りに並んで売られている

ペーストAは
ワセリンが主成分で
乳白色のペースト状の脂です。
松脂が含まれていないと聞きます。

こちらは
煙は少ないですし
ペーストB程の臭いも感じません。

松脂が含まれてなければ
納得です。

酸性物質の配合を
最低限に抑えてあるらしく
腐食性が少なく
後処理が楽だと
説明書に記載されておりました。

臭いや煙が気になる方や
臭いの気になる場所で作業をされる方などに
お勧めですね。

こういう風に言うと
ペーストAが
とても良いように感じますが

真鍮などのベースキャップなどの
ハンダ付けに対する作業性は
あまりよくありませんでした。

その点が私にとっては
好みではありませんでした。

ペーストは
A、B共通して
ガラスの面にもペーストを塗る事で
ハンダコテを当てた時の
ガラス面に対する極端な温度変化を
和らげる作用も持ち合わせていると
感じております。

ここが
フラックスでは出来ないところ。
私が
フラックスではなく
ペーストを使う
利点だと思っている1つでもあります。

ステンドを作っている人が
ペーストを使うか
フラックスを使うかは
ステンドを始めた時
通った教室の影響が多いかと思います。

私の習った教室も
ペーストでしたし。

ただ、私はその後、
自分が教室を開くにあたり
いろんな事を試しました。

使っている道具
薬品のメーカー
作業工程や作業内容。

フラックスもしかりです。

現在では
私自身が一番好きな方法で
作業しておりますし
それをお教室で
お伝えしております。

基本的に
出来れば何でもいいと考えてます。

ある物を使えばいいしと思うし
やり易い方法で作業すればいいと思うし。

で、私は

やっぱりフラックスより
ペーストは楽だと感じた訳です。

AとBは特性により
好きな方を選べばいいし。

私は、いろんな意味で
仕事が早い方が好きですので
Bを使っております。

工房で作業してますので
まわりが汚れても平気♪と言う
前提もありますね。

お家の中で作業をされてる方など
あまり周りを汚したくない方は
やっぱり
フラックスは便利だと思います。

その方の環境や用途
性格なので選べばいいんですね。

そして
ペーストとフラックスの違う点として
水洗い洗浄をしないでも平気です。

完成した後
ウェスできれいに脂を拭って
きれいにしてあげれば

その後
きれいに着色されますし
仕上がり後の
薬品残りの白い粉みたいなのも出てきません。

全体的に
脂だらけの作業になりますが
ハンダ付けはスムーズですし
仕上がりの光沢も
フラックス程ではありませんが
きれいです。

ここでも、
どちらが好みかと言うことなのでしょう。

機会がありましたら
試してみて下さいませ。

フラックスとはまた
違う良さがございます。

さて

そんな私が現在興味を持っているのは
これです。

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