美術展と芸術家への一歩 前編

そのひとつ先に 

2006年作 「そのひとつ先に」


長いこと「商売」と言う形の中で
ステンドグラスを作っていたら

「物を作る」
「ステンドグラスを作る」

この間で
よくわかんなくなっていったのです。




ステンドグラスから連想されるものは
いろいろある。

でも
私の作ったものを見て

「ステンドらしくない色遣いで、いいね~」

とか

「ステンドっぽいく無ていいね~」

そんな事を言われることに
実は悩んだ事もあった。


自分では
「ステンドグラスらしくない物が好き」
と自称しているくせに
人に言われると悩むんだから
勝手なもんである(笑)


でも、

「ステンドっぽく無くていいね~」と言われると
自分のセンスを褒めてもらってるとわかっていても
ステンドをやってる者としては
なんだか微妙な気分になった。


だって…「ステンドを作ってる」

ステンドとジャンルの付くものはなんでもやる。
パネルも、ランプも、テラリウムも。

でも

それがかえって自分で自分を混乱させた。



「何でも作れる」ことと
「作りたいものを作る」という事や
個性的な物とは
また全然別の事だった。



「私らしいもの」

何を作っても
結局私らしくなるのだけれど
当時
何が「私らしい」のかが自分では分からなかった。


そんな私にとって

「作品」という括りは
13年の創作活動を経て
「私らしさ」のしっぽを見つけるきっかけになった。

自分探しにとっても
いい機会となったのだ。


結局

「ステンド」と言う枠でくくるのをやめた。



 

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