ゆとりの始まり 7

1話から読んでみたい

「ゆとり」は見つける物だと
見つかった後で思った。

「余裕ですよ♪」

何を質問しても、そう返ってくる
スーパー営業マンが居る。

その知人である営業マンは私の
ビジネスマンとしての憧れである。

いつも、忙しそうに携帯電話が鳴り響く。
お話してる間に
何ヶ所とも言えないくらいのやり取りをこなす。

しかし、私の方を向きなおした時は
さわやかなスマイル…
何ともお見事である。

先日頂いた名刺には
いつのまにか、いくつもの肩書きを飛び越えた
肩書きになっていた…。

あの爽やかな笑顔は営業マンとして
きっと、何よりも武器に違いない(笑)

ヘロヘロな笑顔で店に立つ事も少なくなかった私は
思い切って聞いてみた。

きっとすごいノウハウがあるのだろうと。

しかし彼から返って来た言葉は

「『余裕』って思ってたら余裕じゃなくても落着くじゃないですか。
焦ってたりすると、つい何か忘れたりしますから。」

いや~…そりゃ、分かりますけど

それが出来ないんですよ(苦笑)

これは、お店をはじめて間も無い頃に
聞かせて頂いたお話。

きっとその、スーパー営業マンは
覚えていないかも知れない。

きっと、そうは言っても裏で
たくさんの努力を重ねているのだろうし
今でも、きとそうなのであろうと思う。

それを表に出してないだけ。

今になって初めて思う。
だからこそ
彼が『スーパーすごい』と感じるのだと。

やはり、仕事の仕方は
その職種、その人それぞれが
思考錯誤して、長い間かけて自分で
感じてとって
作っていくものなのだろう。

職種は違えど私は
いつか

「余裕です♪」と言える器を手に入れたいと
そのスーパー営業マンに憧れるのだった。

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