ゆとりの始まり 6
箍が外れた事で、あふれた想いは
目指す所へ流れ出す。
不思議なもので
製作環境は決して
今でも安定してはいないのに
創作への意欲は増して行く。
「作れ!創れ!」と急き立てられる。
忙しいのとはまるで違う。
創ると言う衝動。
それは
コントロールが出来ないほど強烈であり
欲求であり
楽しみにも似たものである。
外れた箍は
満を期して外れた気さえする。
自分がしていく事を見据えたからこそ
意志をさらに強く持ち
今までの全てを一度整理する勇気も持てた。
自分の想いを乗せて製作するには
勇気が要るのかもしれない。
お店を始めた時は
実は、個性的な物を作っていた。
しかし、個性が強い物は
商品には向かない場合もある。
そして、経営をしてる間に
「一般的」「売れ筋」を意識し
自分の個性が無くなっていく事に
苦しんでいたんだと。
もちろん
経営的な見解から
「一般的」「売れ筋」も必要である。
それでも、個性的な物を打ち出したい場合は
他の手段を取る事になる。
その術が明確ではなかった。
いや、明確に打ち出す
勇気が無かったのかもしれない。
そして、伴うリスクを背負う覚悟も。












