『 とらの巻 』

とらの巻 

 『人に教えると
 言う事は
 自分が勉強に
 なるんだよ』

これは、私が
教室を開講した時に
師匠から頂いた言葉。

まったくその通りだ。

現在、立ち上げた 「 強化クラス 」 では
月に一回講義を行なう。

このノートは、その時の私の 『 とらの巻 』 である。

当教室ではもともと
生徒さんの意思の元、制作をする。

しかし、実はこれには
「 教室 」 としての
メリットとデメリットがある。

【 受講側 】
メリット : 好きな物が作れるから楽しい。
デメリット : 好きな物以外は、
        作らなくなるから技術に偏りがでる。

【 教える側 】
メリット : カリキュラムを組まなくていいから楽。
デメリット : 何を作ると言い出すか解らない。

うちの教室の方針としては
『 趣味なんだから、楽しい♪ 』 が一番。

上記のメリット・デメリットを
ふまえて
生徒さんの作りたい物を尊重する。
作りたいものを作れば
「楽しいから継続して通える」
とまぁ、そう言う訳である。

だから
『こう言うのが作りたい』
と言える人はいいが

『何を作ったらいいか解らないけど何を作ればいいの?』
というタイプの人は
難しい教室かもしれない。

だって…
作りたいものが決まらなければ
教える事が無い…(爆)

こう言う場合は
「これ」と「それ」と「あれ」と
まぁ、簡単なメニューを準備してあるし、
相談にものるのだが…

だいたい
『こういうのじゃなくて…』 と言われる…(苦笑)

当教室の 「 教室生徒作品展 」 を
ご覧頂いた事のある方は
お察し下さるだろう。

当教室の生徒さんたちは各自が
ステンドに携わってる年月から見ればまだ若い。

しかし、目覚しい勢いがある。

『こんな感じ?のって作る事できるかな?』

と言った具合に基本的に
それは「ステンドでは、しないでしょう?」
って言うような題材を
平気で持って相談に来る。

そして、私は
そう言うのに応えてるのが楽しい♪

「こうしたら、こうなってこうなるけど、
ここは強度取れないから
作るなら、こことそこは修正か調整が必要だけど
どうする?」

と言った具合である。

選択肢は、生徒さん本人にある。
何せ、デザインするのは生徒さんである。

私が修正してラインを入れるのは本意ではない。
せいぜい、指でガイドしてあげて
本人に線を引かせるのである。

そして時間が経つと
生徒さんの中には
そう言う偏った形で技術が向上して行く事に
疑問を持つ人たちだって出てくる訳である。

「 いつかお店を持ちたい 」
「 いつか先生になりたい 」

そう言う人たちには
この形態で教えていくには限界がある。

といった訳で立ち上げた

「 強化クラス 」

正直言って
作った自分で言うのもなんだが
修行時代にこう言うクラスがあったら
入りたかったものだ。

一般の教室で
好き放題作って偏った技術を
補いながら
更なる技術向上と
プロとしての意識を養う。

そんな【スペシャル☆】である。

そして、そんなスペシャル☆な為に
月に一回の講義を企画してみたら

時間内に、まとめて話すのって難しい。

思わず
大学ノート広げて話す要項まとめて見たりして。

自分で勉強しなければ!
という思いでノートを作ると
こうもわかりやすいノートができるのか?と
少々驚く。

そして師匠がおしゃってたように
講義をする事で私自身も
スペシャル☆な
ステンドグラス作家になっていくのだ♪

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