ありえない展開 2
物作りが好きだった。
子供の頃
家には
「大きな材料箱」があった。
多分、今思うと
あの箱が私の
立体造形の原点なのかもしれない。
「大きな箱」…?
それは
小学校低学年の頃
テレビでは
工作番組をやっていた。
私はそれを見ると
作りたくなるのである。
夕方
仕事から帰ってきた親に
やれ「道具は何処だ」
「材料は何処だ」と…
今思うと
夕方の一番忙しい時に
迷惑な話である(笑)
『そんな事、急に言われたって無いわよ!』
よく言われたもんだ(笑)
そりゃそうだ。
イチゴパックや牛乳パック
トイレットペーバーやガムテープ、
ラップやホイルの芯に至るまで。
『昨日捨てちゃったばっかりよぉ』
ともよく言われた。
いい加減
繰り返すそれに
疲れただろうと思われる親は
壊れた洗濯機の代わりに届いた
新しい洗濯機の外装段ボールを
そのまま
ひっくり返して
廊下の端っこに設置したのである。
そして
お肉の入ってるトレイや
シャンプーの容器に至るまで
催促されると思われるものを
ストックしてくれたのである。
私と言えば
自分がすっぽり入ってしまうほど
大きな箱に
日々たまっていく材料を見ながら
その番組とは関係無く
物を作り始めたのである。
頭を突っ込んで
欲しい材料を
見つけた瞬間が、また楽しい。
今は箱の中に分類してある
ガラスを探すのが楽しい…(笑)
そうそう…
本当は、
その入れ物になってる
「洗濯機の箱」が
一番使って見たかったなんて
ここだけの話(笑)
世の中
わからないものである。
あの時
工作してばっかリの子供が
物を作って食べる事になろうと
誰が考えただろうか。
あの時誰も
30年後に
こんな話をブログで
する事になるとは
思わなかっただろう。
まったくもって
あり得ない展開をした(笑)
そうして
『作ること』が楽しかった私は
出来あがった『塊』には興味を持たず
我家には
ゴミが量産されたのである。
今思っても
迷惑な話だ(笑)
そして…とても感謝だ。












