一番好きな事とスランプと個性と表現とその先の自由と。その2

その1を読みたい方はこちらから

「好きだから辞められない」

とは言ったけど
ステンドの何が好きなんだろう……?

そう、思った時
思いだしたのがこの小さなトレイ。

これは
シーグラスを利用して作った物。

砂浜に転がっている
ガラスのかけら。

長い間海を旅して
日本にたどりついたせいか
ガラスはすっかり摺られて
独特の質感と丸みを持つガラス。

これを、
気持ちの赴くままに組み立てて
トレイを作ると
こんな感じになる。

だから
ひとつひとつ
形が同じになる事は無い。

『そう言う感じの物を作り上げる事』

が好きみたいです。
つまり型紙なしの物。

その時の感覚で作る。

そして、
昔友達が言っていた
「別にステンドじゃなくてもいいんだよね」
って言う意味を
最近わかりました。

言われた当時は、
ものすごく反論しました。

『ステンド屋』で看板上げてますから、
「ステンドでなくてもいいってどういう意味?」
みたいな(笑)

でも、

そうなんだ♪
ステンドでなくてもいいんだ(笑)

私自身は
組みあげる事が楽しいんだ♪

しかも
不要になった物とか
目を向けられなくなった物とか
そういうのに光を当てるのが
好きなんだ♪って。

たまたま
『ステンドの技術を駆使してる』
って、だけ。

ね?ステンドっぽくない(笑)

↑ これ、
ダルガラスでチッピング時に
シェルを付けた訳ではないんです。

牛乳瓶の「割れたかけら」なんです。

ちょっと、
訳ありの牛乳瓶で
気に入っておりましたので
お休みランプに
仕立て直しをしちゃいました。

こういう
スタイルがたまらないのかもしれません。

ステンドのガラスだって
同じなんです。

大きい作品を
ガラスを加工する事はもちろんですが
その時点でガラスを厳選して作る訳ですから
そのガラスが
どんなに小さくなっても
そのガラスは素敵な訳ですよ。

大きさに合わせて
似合うデザインがあって
そのガラスに合わせて
ガラスが望む物を
物を作りたくなってしまうのです。

だから、
このランプがとても愛おしい♪

ちょくちょく
ブログで登場しますこの
『雪月花』というシリーズは
現在、
「冬」と「春」を発表しておりますが
時期を見て
何年か後にでも
「秋」と「夏」も発表出来ればと思っている程
好きだと気付きました。

そしてこれも、
モールドこそありますが
型紙はないのです。

時間を見つけては
ガラスを準備しておいて
ストックしておくのです。

121020_133050.jpg

そして
猛烈に作りたくなった時
一気に組み上げると。

たまらない瞬間です。

そして
それが個性となって色濃く
香り立っていた事に気付いたのは
ここ2~3年の事。

【望む物を】

これが私のメインテーマのようです。

つまり、
自身で作ってゆく中で
オリジナリティーは
作ったものすべてな訳で
自分が望んだものすべてなんだと

強く望めば望むほど
強くオリジナリティーとなって
香り放つんだと。

そして、私が望むもの。

そこが表現に
転化されてゆく。

お客様にステンドグラスを望まれれば
ステンドグラスを提供し

自分が望めば
全ては自分の望むままに作れるんだと。

2話で終わりませんでした…。
久しぶりの連載になりました。

しばしお付き合いを…。

 

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